こんにちは!
なおき(@waste_investor)です!
生命保険料控除を使いながら貯蓄ができる、明治安田生命の「自分の積立」の紹介です。
節税できる項目が少ないサラリーマンでも、節税しながら貯蓄を行うことができます。
自分の積立 ポイント
- 積立分には生命保険料控除が適用される
- いつ解約しても100%元本保証
自分の積立はノーリスク、ローリターン〜場合によってはミドルリターンの商品です。
基本的にリスクとリターンは釣り合いますが、自分の積立はリターンの方がリスクよりも大きいので資産形成に役立つはずです。
「自分の積立」とは
明治安田生命が提供する、積立型の生命保険です。
通常、生命保険は途中解約する場合は、元本が割れすることが多い商品ですが、自分の積立はいつ解約しても元本が保証されています。
名目としては生命保険ですが、積立貯蓄のようなイメージを持っています。
「自分の積立」返戻金の推移
自分の積立は、契約から5年間一定額を積立、その後の5年間に少額の利息がつく商品です。
特徴はいつ解約しても100%元本保証なところです。急にライフスタイルが変わって、積立貯蓄をすることが難しくなっても、金銭的なリスクなく解約することができます。
経過年数 | 返戻率 |
---|---|
1 | 100% |
2 | 100% |
3 | 100% |
4 | 100% |
5 | 100% |
6 | 100.8% |
7 | 101.3% |
8 | 101.9% |
9 | 102.4% |
10 | 103% |
銀行の預金金利がメガバンク0.001%、ネット銀行0.1%の現代で、10年で3%増えるので、利息分もそれほど悪くはありません。
契約から5年間の積立をしている間は、支払い分に生命保険料控除が適用されるので、年末調整することで、支払いすぎた所得税が還付され、翌年の住民税も控除分は安くなります。
普通に銀行に定期預金をしているだけでは、受けることができない特典です。
「自分の積立」に向いている人
自分の積立は貯蓄性も銀行の定期預金より高いですが、それ以上に節税の恩恵が強い商品です。
そのため、まだ生命保険に契約していなく、生命保険料控除を使っていない人にオススメになります。
すでに他で生命保険を契約していて、生命保険料控除を上限の4万円まで使っている人は、それ以上控除が増えませんのであまりオススメできません。
もちろん定期預金をするよりは多少金利がいいので、その点は検討の余地があります。
節税シミュレーション
自分の積立は、毎月5,000円単位で最大2万円まで、積み立てることができます。
それぞれの積立額でどの程度節税効果があるかシミュレーションします。
生命保険料控除は、所得税控除と、住民税控除の2つを受けることができます。
所得税控除
年間の払込額が80,000円以上で、控除額が最大の40,000円になります。
年間払込保険料 | 控除金額 |
---|---|
2万円以下 | 払込保険料の全額 |
2万円から4万円以下 | 払込保険料×1/2+1万円 |
4万円から8万円以下 | 払込保険料×1/4+2万円 |
8万円超 | 4万円 |
ポイント
月5,000円積立の場合(年間6万円)
(所得税控除額) = 60,000×1/4+20,000 = 35,000円
月10,000円積立の場合(年間12万円)
(所得税控除額) = 40,000円(上限)
月に10,000円積み立てることで、控除額を上限まで有効活用することができます。
住民税控除
年間の払込額が56,000円以上で、控除額が最大の28,000円になります。
年間払込保険料 | 控除金額 |
---|---|
1万2,000円以下 | 払込保険料全額 |
1万2,000円から3万2,000以下 | 払込保険料×1/2+6,000円 |
3万2,000円から5万6,000円以下 | 払込保険料×1/4+1万4,000円 |
5万6,000円超 | 2万8,000円 |
ポイント
月5,000円積立の場合(年間6万円)
(住民税控除額) = 28,000円(上限)
自分の積立では、積立が5,000円単位なので、月に5,000円積み立てる場合は年間払込額が6万円、月に1万円積み立てる場合は、年間払込額が12万円になります。
月に10,000円以上積立ても、控除の上限になってしまうので、節税には繋がらなくなります。
自分の積立を節税目的で使う場合は、月10,000円積立てれば十分です。
月5,000円の積立でも上限に近いので、月10,000円積み立てるのは厳しいという場合は、5,000円でもやっておいた方がお得です。
「自分の積立」節税額
自分の積立の主な目的である節税額のシミュレーション(月10,000円積立で、所得税控除、住民税控除が満額)をします。
年収によらず、住民税は控除額に対して一律10%節税効果があります。所得税は年収やその他の控除額により税率が変わってくるため、合計の節税額は概算値になります。
年収が高いほど所得税率が上がるため、節税効果が大きくなります。
年収(万円) | 節税額(円) | 内訳:所得税(円) | 内訳:住民税(円) |
---|---|---|---|
300 | 4,800 | 2,000 | 2,800 |
500 | 6,800 | 4,000 | 2,800 |
800 | 10,800 | 8,000 | 2,800 |
平均年収に近い年収500万円では、年間6,800円節税することができます。
普通に貯金していただけでは、これだけ税金を取られずに済むことはないので、自分の積立がお得だと感じます。
最大5年間積み立てることができるので、5年間で6,800(円)×5(年) = 34,000円の節税につながります。
どんなことでもチリも積もれば山となるので、少額だからいいやと思わずに少しでも無駄を無くしていきましょう。
申し込みさえしてしまえば、その後は登録した銀行口座から自動で引き落とされ、年末調整の時に会社に保険の支払い通知書を提出すれば生命保険料控除の処理は終わることが多いので、気軽に始めてみることをオススメします。
申し込み方法
自分の積立は対面販売型の保険です。
申し込みは3ステップです。
Step1.資料申し込み
明治安田生命のホームヘージから資料請求をします。
資料を確認して問題なければ、面談の予約をします。
Step2.面談
保険加入に当たって、注意事項等の説明を受けます。
この時、他の保険や外貨建て積立の説明も一緒にされることがあると思いますが、こちらは無理に契約する必要はありません。
Step3.契約
面談で販売員から話を聞いて、問題なければ契約です。
自分の積立では保険会社に利益はほぼ出ないので、できればその他の保険に入ってもらってそちらで収益をあげようとする保険のように思います。
自分の積立を節税や資産形成目的で考えるのであれば、他の保険等への加入は必要ないと思います。
私が面談に行った際も、一応説明されますが一度断ればしつこい勧誘はされなかったので、その点は安心して面談に行くことができます。
「自分の積立」で賢く貯蓄
自分の積立の概要と節税額を確認しました。
一度契約してしまえば、自動的に貯蓄でき、年末調整で節税できる自分の積立。
知っていれば大したことのない内容ですが、知らなければできません。
資産形成では、株式等に投資してリスクをとることも大切だと思いますが、自分の積立のような仕組みを利用して節税しながらノーリスクで貯蓄することも大切だと思います。
対面販売なので、始めるのに手間がかかりますが、節税&貯蓄でオススメなので、ご検討を。
リスクは分散して賢く資産形成を行うましょう。