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投資

【基礎編】株式投資の基本用語まとめ

みなさんこんにちは!

なおき(@waste_investor)です!

 

投資をしていると、アルファベット3文字の略語だったり、難しそうな単語がたくさんあります。

以前ツイートした3文字略語のまとめはとても大きな反響がありました。

 

自分も投資を始めた時に、どれが何の意味で、どうみておけばいいのかがわからず色々と調べました。

投資に一歩踏み出した方の知識の一部になれば嬉しいと思い、もう少し細かくこのブログで解説します。

 

アルファベット3文字はそれぞれ頭文字をとったものですが、略す前の英単語を覚えておくことで忘れずに済みます。

 

投資を始めるにあたって覚えておきたい略語

それぞれの数字の意味、平均値等を把握しておいて、自分が狙っている会社は、相場全体や競合他社に比べてどうなんだろう?という視点で見れるようになっていきましょう。

 

 

株価収益率 (PER) とは

 PER:Price Earnings Ratio

PER =  株価 / EPS

PERは企業の稼ぐ力と株価の関係を表した数値です。

現在の株価を何年で稼ぐことができるかをみることができます。稼いだ額全てが株主に還元されるわけではないので、一つの目安として使いましょう。

稼ぐ力が高いほどEPS(1株あたり純利益)が大きいので、PERは小さくなります。実際は、業績がよくEPSが大きくなると、それにつられて株価も上がるので、一定の範囲内に収まることが多いです。

 

基準値は15と言われていますが、業界によって様々です。

景気敏感株であれば、将来のEPSに大きなばらつきがあることが予想されるので、好景気時もPERは比較的低めに出ることが多く、成長(グロース)株であれば、将来に期待して買われることが多いため、PERは高くなりがちです。

極端に高すぎる、低すぎる場合はなにかしら理由があるので、見つけた時は理由を調べるようにしましょう。

PERが高すぎる銘柄を追うのは危険ですが、PERが他に比べて高くなる傾向をつかめれば大化け株を探すヒントが見つかるかもしれません。

 

PERだけで株価が高いか安いかを一概に言えませんが、銘柄ごとに過去のPER水準を振り返ると株価予測にも役立ちます。

参考【将来の株価を予測】利益から見た将来の株価を計算する方法

  中長期で投資する場合、株価がいくらになることを目指して投資するか、利確はいくらになったらするか、なんて考えますよね。 ただ、将来の株価を予測するのはとても難しいです。 今回は、利益予想か ...

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株価純資産倍率 (PBR) とは

PBR:Price Book-value Ratio

PBR = 株価 / 1株あたり純資産

企業の保有している資産と株価の関係を表した数値です。

株価に対してどの程度資産を持っているかを知ることができます。

基準は、企業が保有している資産と株価が釣り合っている1倍とされています。

式を見てわかる通り、純資産の方が株価より大きいければPBR<1となりますし、株価の方が純資産より大きければPBR>1となります。

資産も単にたくさん保有していればいいというわけではないので、PBRから一概に株価の割安かどうかを判断することはできません。

 

製造業の企業であれば、製品を製造するために、工場や機械など多額の資産を保有している場合が多く、PBRは低い値になりがちです。また、IT企業であれば、基本的には働く場所と人とパソコンがあれば完結するので、保有する資産は少なく、PBRは高くなりがちです。

PBRも業種業界により基準値が異なって来るので、同じ業種内で比較しましょう。

 

 

株価売上倍率 (PSR) とは

PSR:Price to Sales Ratio

PSR = 時価総額 / 売上高

時価総額(株価)に対する売上の関係を表した数値です。

時価総額に対してどの程度売上があるかを知ることができます。

 

PSRは馴染みがない方が多いんではないでしょうか。

あまり使われる場面が多くないように感じます。

 

使用される用途としては、ベンチャーIT企業が割安かどうかを判定するために使われています。

近年のベンチャーIT企業はサブスクリプション形式でソフトを販売していることが多いので、売上は比較的安定しています。

売り切り型のビジネスモデルは常に販売し続けなければ利益を伸ばすことはできませんが、サブスクリプション型であれば、一度契約を取ってしまえば長期にわたって契約が続く可能性が高いです。

特に創業してから間もない企業の場合、広告宣伝費に多額の投資をしていて赤字決算であることもあります。

そういった企業はPER、PBRでは割安かどうか判断することはできないため、PSRを使って売上の伸びを監視します。

 

 

売上高経常利益率 (ROS) とは

ROS:Rate of Sales

ROS = 経常利益 ÷ 売上高 × 100

一般的な利益率です。

ROSが高ければ、それだけ商品に付加価値をつけて稼ぐことが上手な会社です。

同じ業種の他の企業と比較することで、同業種内での優位性を確認することができます。

同じようなことをしていれば、利益率は高い方が株主への還元や将来への投資に余裕があるので好まれます。

 

 

自己資本利益率 (ROE) とは

ROE:Return On Equity

ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

ROEは自己資本を使ってどれだけ効率よく稼いでいるか見るための数値です。

自己資本は、資本金や利益剰余金などのことです。

10%以上あれば良しとされています。

利益剰余金を溜め込んでいる企業のROEは低く出てしまうのでこちらの指標も一概に判断することはできません。

 

 

総資産利益率 (ROA) とは

ROA:Return On Asset

ROA = 当期純利益 ÷ 総資産 × 100

ROAは総資産を使ってどれだけ効率よく稼いでいるかを見るための数値です。

ROEでは自己資金なので債務分の資金は含まれませんが、ROAでは債務分のお金を含んだ利益率です。

そのため、会社の経営効率を図るならROEよりもROAの方が、全体的な資金運用効果を測ることができます。

 

 

1株あたり利益 (EPS) とは

EPS:Earnings Per Share

EPS = 当期純利益 ÷ 発行済株式数

EPSは1株あたりの利益を表す数値です。

配当金は基本的にEPSの中から支払われます。

高配当株投資をしている人はEPSの推移と、配当性向は必ず確認するようにしましょう。

配当性向 = EPS ÷ 配当金

 

 

ETF とは

ETF:Exchange Traded Fund

複数の銘柄を詰め合わせたお弁当パックです。

1つのETFで数十社から数千社の株式に投資しています。

ETFを買うだけである程度の分散投資になるので、わざわざ個別株を買わなくても投資はETFだけで十分という人もいるくらいです。

下手に個別株を買うよりも値動きは比較的緩やかなので、中長期の資産形成にもETFは都合がいいです。

 

番外編

 

ミックス係数

ミックス係数 = PER × PBR

株価の割安度を測る指標として、ミックス係数があります。

 

ミックス係数はPERとPBRの掛け算で表され、低ければ低いだけ稼ぐ力と資産を持っている企業ということになります。

かの有名なウォーレン・バフェットに投資を教えた、ベンジャミン・グレアムが提唱した指標で、ミックス係数が22.5以下の銘柄を選定すべきとされています。

稼ぐ力があり、ミックス係数の低いバリュー株はグロース株に比べ底堅い動きをする傾向にあります。

底堅い銘柄をポートフォリオに組み込んでおくと暴落時の心の支えになることもあります。

現時点では株高なので、ミックス係数を頼りにバリュー株を探して見るのも面白いと思います。

 

投資用語を覚えてより楽しく投資を!

今回は簡単にですが、投資に関する用語を一通り確認しました。

とりあえず、よく出てくる単語だけでも覚えておくと、「あ!なんか聞いたことある!」に繋がって理解するのが早くなると思います。

ゆっくり覚えていきましょう。

 

どの指標にも共通することですが、一つの指標だけをみて安心したり、心配したりする必要はありません。

複数の指標と、業種内での比較を行えばもっと投資が楽しくなると思います。

 

私自身も色々と勉強中です。

多くの方と一緒に勉強していけると楽しいので、Twitter等でコメントいただけると嬉しいです。

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